おはようございます!久しぶりに実施することができた高原教室もとうとう本日が最終日となってしました。最終日のご様子、そして、高原教室の総括を例年通り高原教室隊長の藤田がお届けいたします。
高原の朝は凛として清々しく、窓から見える木漏れ日に心癒されます。それだけでも高原に来た甲斐があったと思うほどです。松戸に帰った後はこの気持ちを味わうことができないと思うと、寂しい気持ちで一杯になります。また、高原教室の魔法のように、塾生達からは自然と楽しさが溢れています。その笑顔が私たち講師陣の励みとなり、毎年のように感動を与えてくれます。この三日間、塾生たちと一緒に過ごせたことを心から感謝しています。
さて、塾生たちの様子はと言いますと、昨日の夜は夜更かししたのか、元気ではありますが、少々眠そうな様子です。でも、それも彼らにとっては楽しみの一つですし、大切な思い出の1ページになることと思います。
私も塾生の時、課題が終わって仲間たちと語らったことを今でも覚えています。また、先生達が一生懸命指導してくれたこと、スタッフの先輩たちが優しく接してくれたことも今に生きています。
課題を達成させるだけでなく、自分と同じ志を持つ仲間たちと交流を深め、新たな絆を築く。学びの場だけでなく、人とのつながりも大切にする姿勢が、高原教室の魅力のひとつと言えるでしょう。
私は塾生たちと過ごしたこの三日間を決して忘れません。だから、塾生たちも決して忘れないで欲しいと思っています。
ただ、高原教室は楽しいことばかりではありません。我々は学習集団ですから、ここに来た最大の目的は学習にあります。
事前準備をして早い段階で課題を終え、得意顔で教室を後にする子、初日に終わらせる予定だったのになかなか終わらなくて悔し涙を流し、二日目にその気持ちをぶつけ、無事合格したのちは応援してくれていた仲間と笑顔で抱き合う子、なんとか課題を終わらせようと学習時間外から教室で歯を食いしばって頑張っている子、そんな様々な表情を見ることができました。
そんな中、私が一番印象に残ってしまったのは「事前準備をほとんどせずに後悔の表情を浮かべている子」です。なぜ彼らは事前準備をしなかったのでしょう。授業中にあれだけ事前準備の大切さを説いてきたのに…。
この高原教室は高校入試のミニチュア版と言っても過言ではありません。決められた日に決められた範囲でテストを行う。これができるかどうかを試されているのです。「高原教室は入試じゃないし、入試だったらちゃんとやるもん。」と思っているならそれは大間違いです。ここでできなくて入試でできる道理はありません。そして、これは入試に限ったことではありません。社会に出てからもそうです。勉強と仕事は違うのでしょうか。もちろん責任感の重さが違うのは事実ですが、だからといって、これはこれ、それはそれということなのでしょうか。
私は常々塾生たちの高校入学後のことも考えて指導しています。ここがゴールではないんです。ここからがまた新たなスタートなんです。だからこそ、その新たなスタートを切るうえでの土台を作ることも使命の一つだと思っています。
悔しい思いをした塾生たちがこの高原教室を通じて得た気付きや学び、そういったものを次のステップに生かせるよう、ここからは気持ちを入れ替えて頑張ってほしいと私たちは切に願っています。
最後になりましたが、保護者の皆様に感謝の気持ちを伝えさせてください。
この高原教室は多くの方々のご協力とご支援なしには実現することができませんでした。本当にありがとうございました。また、皆さまの温かいご理解とご支援が、塾生たちの成長へとつながり、塾生たちが夢や目標に向かって歩む一歩となります。その一助を担うことができたことを心より感謝いたします。これからも全力で彼らの成長をサポートして参ります!今後とも梨香台ゼミナールをよろしくお願いいたします。
出発の時間が近づいて参りましたので、そろそろ私も準備を致します。
最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました!
それでは、失礼致します。m(__)m